『007 First Light』のパストレーシングを有効にすると、GeForce RTX 5070で特定の場面だけ極端にフレームレートが落ちる。そんな問題に対し、開発元のIO Interactiveは9月25日、ゲーム更新「1.2.2」を公開しました。公式パッチノートは、2つの場面で5~10fpsまで低下する不具合を修正したと明記しています。
今回の更新は、映像のちらつきや過度に明るい反射も修正しました。あわせて、RTX 5070・5080・5090向けのパストレーシング設定を開発元が具体的に示しています。どの問題が修正され、どの画質設定が目安になるのかを整理します。
更新1.2.2で修正した性能低下
IO InteractiveのパッチノートでRTX 5070を名指ししているのは、チャプター6とチャプター8です。チャプター6「Uninvited」では、Galaエリアに入り観客の方を見た際に、パストレーシング有効時のフレームレートが5~10fpsに落ちる問題を修正しました。チャプター8「Time to Die」でも、「Smoking Gun」のカットシーンでカメラがズームした際に同じ水準まで落ちる問題を修正しています。
パッチノートが示す5~10fpsは更新前に起きていた症状です。更新後の両場面について、開発元は新しい実測fpsや改善率を公表していません。海外メディアのTweakTownも同じ2場面の修正を報じています。
ほかに、チャプター3の冒頭のドライブ、ホテル内、カーチェイスで、高性能GPUを使ったパストレーシング時の性能を改善しました。オンラインのEscalationsを始める際の大きなカクつきも修正対象です。これらの改善項目では、対象GPUの型番や改善後のfpsは公表されていません。
RTX 5070・5080・5090の推奨設定
IO Interactiveは更新1.2.2の案内で、まずゲームとグラフィックスドライバーを最新にし、グラフィックス設定を既定値へ戻す手順を示しています。今回、推奨値へ戻す選択肢も追加しました。そのうえで、GPU別の出発点を次のように案内しています。
| GPU | パストレーシング | 画面解像度の目安 |
|---|---|---|
| GeForce RTX 5070 | Medium | 1080p |
| GeForce RTX 5080 | Medium | 1440p |
| GeForce RTX 5090 | High | 最大4K |
解像度スケーリングはNVIDIA DLSSを選び、DLSS Super ResolutionはAutoが推奨です。Multi Frame Generationは2Xから6Xを選べ、目標fpsに合わせて倍率を変えるDynamic Multi Frame Generationも案内されています。開発元は、これらの推奨設定でRTX 5070の1080pとRTX 5080の1440pが約60fpsになる見通しを示しました。約60fpsは開発元の目安で、ミッションやチェックポイントにより変わります。
High設定は反射の品質や光の反射回数を増やすため負荷が高く、開発元はRTX 5090向けに勧めています。RTX 5070とRTX 5080にはMediumを指定しており、パストレーシングを楽しむ際の画質と負荷の折り合いが分かります。
映像面の修正と今回の対象範囲
更新1.2.2には、パストレーシング中の影、反射、照明の不具合を直す項目も多数含まれます。たとえばチャプター0では雨の過度な明るさとちらつきを修正。チャプター7では視点によって画面が暗くなる場面、チャプター8では植物の影が急に現れたり消えたりする問題を修正しました。公式の修正一覧には、各チャプターの場所と症状が記されています。
9月17日の更新1.2.1は、パストレーシング時にGPUが停止する問題などを扱っていました。今回の1.2.2は、その次の更新として、急激なfps低下と描画の乱れ、推奨設定の分かりにくさへ対応したものです。開発元は修正箇所を具体的に示しています。
まとめ
『007 First Light』更新1.2.2は、RTX 5070で5~10fpsに落ちていた2場面と、ほかのパストレーシング時のカクつきや映像不具合を修正しました。RTX 5070は1080p・Medium、RTX 5080は1440p・Medium、RTX 5090は最大4K・Highが開発元の設定目安です。該当場面で遊んでいる方はゲームを更新し、公式の推奨値から画質を合わせると、修正の効果を確かめやすくなります。RTX 5070そのものの描画能力を知りたい方は、関連記事のゲーム性能とレイトレーシング性能の解説も参照してください。
