RTX 2070はレイトレーシングとDLSSに対応しますが、対応の有無だけで快適な設定は決まりません。レイトレーシングは画質表現を高める一方でGPU負荷とVRAM使用量を増やします。ここでは初代RTX世代で、画質を崩しすぎずfpsを安定させる考え方を説明します。

RTX 2070で使える機能

NVIDIA GeForce RTX 2070はTuring世代のRTコアとTensorコアを備えます。NVIDIAの仕様ではリアルタイムレイトレーシングとDLSSに対応します。ゲーム側が対応していること、ドライバーが適切であることも必要なので、GPUに機能があってもすべてのタイトルで設定項目が出るとは限りません。

DLSSは一つの機能名として語られがちですが、Super Resolutionとフレーム生成は同じものではありません。RTX 2070で検討する中心はDLSS Super Resolutionです。対応タイトルで内部描画解像度を調整してfpsを確保する手段として使い、対応世代を前提とするフレーム生成を設定条件へ混ぜないようにします。

最初に作る基準設定

最初はレイトレーシングをオフにし、解像度と高設定で基準fpsを確認します。次にDLSS Qualityを有効にして画質とfpsの変化を見ます。その状態でレイトレーシングを低設定から試し、反射、影、グローバルイルミネーションのうち、見た目への効果が大きい項目だけを残すと調整しやすくなります。

一度にレイトレーシング、解像度、DLSSモード、テクスチャを変更すると、何が効いたのか分かりません。ゲーム内ベンチマークだけでなく、戦闘や人の多い場所など重い場面で確認してください。平均fpsが足りていても、フレーム時間が乱れるなら設定をさらに見直します。

VRAMを意識した調整

RTX 2070は8GB GDDR6です。レイトレーシングと高精細テクスチャを同時に上げると、演算負荷だけでなくVRAM使用量も増えます。カクつきや読み込み遅延が出るときは、解像度を下げる前にテクスチャ品質を一段下げ、反射や影を調整してください。

DLSSを使っても、VRAMが無制限に増えるわけではありません。Quality、Balanced、Performanceは画質と内部描画負荷のトレードオフです。フルHDでPerformanceまで下げると細部が気になる場合があるため、まずQualityと影・反射の調整を比べます。容量の判断は8GB VRAMの記事で確認できます。

設定が不安定な場合

設定を変えても不安定なら、ゲームのアップデート、GPUドライバー、シェーダーキャッシュ、オーバーレイ、MODを確認します。古いドライバーと新しいゲーム、あるいは逆の組み合わせでは問題が出ることがあります。設定を初期化し、一つずつ戻すと原因を絞れます。

レイトレーシングを使わないことは妥協だけではありません。解像度、fps、入力遅延、画質のどれを優先するかはゲームの種類で違います。対戦ゲームでは安定したfps、シングルプレイでは特定の反射表現を優先するなど、目的を先に決めましょう。基本性能はゲーム性能を参照してください。

画質を比べるときの手順

設定を比べるときは、同じ場所、同じ天候、同じカメラ角度でスクリーンショットを取り、fpsと一緒に記録します。動いている最中の印象だけでは、DLSSモードや反射設定の差を判断しにくいためです。文字、細い柵、遠景、動く物体を見比べると、画質の変化を確認しやすくなります。自分がプレイ中に気にならない差なら、より高いfpsや安定したフレーム時間を優先する選び方も合理的です。

タイトル別に設定を残す

ゲームによってレイトレーシングの効果と負荷は大きく異なります。あるゲームで使いやすかったDLSSモードを、別のゲームへそのまま当てはめないでください。設定を変えた日、ドライバー、ゲームの版、目標fpsを記録しておくと、更新後に画質や性能が変わったときも比較できます。快適さを損なわない設定を見つけたら、むやみに項目を上げず、その組み合わせを基準にしましょう。

まとめ

RTX 2070は、対応ゲームでレイトレーシングとDLSS Super Resolutionを使えます。まずレイトレーシングオフで基準fpsを作り、DLSS Quality、低いレイトレーシング設定の順で足すと調整しやすくなります。8GB VRAMの使用量を確認し、画質より安定性を優先すべき場面を見極めましょう。設定画面の項目を全て上げるより、遊んでいて効果を感じる表現だけを残す方が、バランスを取りやすくなります。