エントリーGPUを探すと、GeForce RTX 3050 8GBと旧世代のGeForce GTX 1660 SUPERがよく並びます。生の性能はほぼ同じで、選びにくいのが実際です。結論を先に言うと、レイトレとDLSSが要るなら3050、価格なら中古1660 SUPER、が答えです。この記事では両者を性能・機能・価格の3点で比較し、どちらを選ぶべきか判定します。読み終えれば、自分にとってどちらが正解か決められます。

性能はほぼ同じ

PassMark G3D Markは、RTX 3050 8GBが12483、GTX 1660 SUPERが12671。差は2%以内で、生の描画力はほぼ互角です。フルHDのゲームで、素の性能に大きな差はありません。両者を分けるのは性能ではなく、対応する機能です。ここが選択の核心になります。

決め手はレイトレとDLSS

最大の違いは、RTXシリーズの機能です。3050はレイトレーシングとDLSSに対応しますが、GTXの1660 SUPERはどちらも非対応です。DLSSでフレームレートを稼ぐ、レイトレの美しさを試す、といったことができるのは3050だけです。

エントリー機とはいえ、この機能差は将来にわたって効いてきます。DLSS対応タイトルが増えるほど、3050の方が快適に遊べる場面が広がります。3050のレイトレ・DLSSはレイトレ・DLSSの記事で解説しています。

VRAMとエンコード

VRAMは3050 8GBが8GB、1660 SUPERが6GBで、3050が2GB多いです。最新タイトルのテクスチャで、この差が効く場面があります。また動画配信で使うNVENCエンコーダーも、世代の新しい3050の方が高品質です。総合的に、新しい3050の方が装備は充実しています。フルHD以上の使い方を考えるほど、この差は積み重なります。

価格で見る判断

1660 SUPERは生産終了で中古のみ、3050は新品でも買えます。中古1660 SUPERが明確に安いなら価格の魅力がありますが、レイトレ・DLSS非対応という制約が付きます。新品保証とRTX機能を取るなら3050、とにかく安くフルHDをというなら中古1660 SUPER、という選択です。中古にはマイニング流れのリスクもあるため、状態の見極めも要ります。

どちらを選ぶべきか

  • レイトレ・DLSS・新品保証・VRAM:RTX 3050 8GB。
  • 価格最優先・中古で妥協できる:GTX 1660 SUPER。
  • 長く使う・将来性:RTX 3050。機能が新しい。

性能が互角なので、決め手はRTX機能の有無と価格です。

中古1660 SUPERを買う際の注意

GTX 1660 SUPERを選ぶなら、中古が前提になります。生産終了から時間が経ち、流通しているのは基本的に中古です。中古を買う際の注意点を挙げます。

  • 状態を確認する:マイニングに使われた個体は避けます。ファンの汚れや動作確認の有無を見ます。
  • 保証を確認する:中古ショップの保証付きか、フリマの保証なしかで安心感が変わります。
  • 相場を把握する:新品の3050と価格が近いなら、RTX機能のある3050の方が得です。

1660 SUPERは名機ですが、レイトレとDLSSに非対応という制約は年々重くなります。価格が新品3050と大きく変わらないなら、将来性のある3050を選ぶ方が無難です。中古1660 SUPERは、明確に安いときにこそ価値があります。安さとリスク、そして機能の差を天秤にかけて判断しましょう。

まとめ|機能の3050、価格の1660 SUPER

RTX 3050 8GBとGTX 1660 SUPERは、生の性能がほぼ互角で、レイトレ・DLSS対応と2GB多いVRAMで3050が上、価格で中古1660 SUPERという関係です。RTX機能と新品の安心なら3050、とにかく安くならGTX、という住み分けになります。性能で悩む必要はなく、機能と価格で選ぶ比較です。

性能の実力はフルHD性能の記事、購入判断は今買うべきかの記事でどうぞ。