RTX PRO 5000 Blackwellをケースに収めるには、カード長だけでなく高さ、スロット数、16ピンケーブルの空間も見ます。NVIDIAが示す寸法は高さ4.4インチ、長さ10.5インチのデュアルスロット。国内販売ページにもミリ単位の寸法があります。計測する場所を整理してからケース仕様へ当てはめます。
メーカーの公称寸法
NVIDIA公式ページは4.4インチ高×10.5インチ長、デュアルスロットと記載しています。ミリ換算では高さ約111.8mm、長さ約266.7mmです。アークの商品仕様も48GB版について長さ266.7mm、幅111.76mm、厚み37mm、2スロット占有と掲載。メーカーの公称値と販売店の実装寸法は、おおむね一致します。
| 確認する方向 | 公称値の目安 | ケース側の条件 |
|---|---|---|
| 長さ | 約267mm | 前面ファンやドライブケージまでの空間 |
| 高さ | 約112mm | 側板、電源ケーブルの取り回し |
| 厚み | 2スロット、販売店表記37mm | 隣接する拡張スロットの空き |
約267mmという長さはカード本体の公称値です。前面にラジエーターや厚いファンを設置すると、ケース仕様の最大カード長から使える空間が減ります。ケースのマニュアルに複数の最大長がある場合は、実際の前面構成に対応する数値を使います。既存PCなら、PCIeスロットの背面ブラケットから最初の障害物までを測ると判断しやすくなります。
16ピンケーブルの空間
公式データシートはPCIe CEM5の16ピン補助電源を1基と記載しています。コネクタへケーブルを接続した状態で、側板やほかの部品へ当たらない配線を確保します。カード単体の高さ約112mmだけで側板までの必要距離は決まりません。コネクタの向き、ケーブルの太さ、電源ユニット付属ケーブルの長さが追加条件です。
特に細いタワー型やラック向けの筐体では、カードがスロットへ入っても側板の閉鎖時にケーブルが圧迫される構成があります。電源の16ピン端子の位置と、ケースのケーブル通路まで含めて現物の配置を確認します。販売ページのカード写真とケース内部の実寸を合わせれば、曲げる方向まで計画できます。
2スロットと冷却経路
RTX PRO 5000はアクティブ冷却のデュアルスロットカードです。マザーボードでPCIe x16スロットのすぐ下に別の拡張カードを置く予定なら、2スロット分の占有を配置図へ反映します。筐体の底面や別カードが冷却の通路をふさぐ構成も避けたいところです。高負荷の3D描画やAI推論では、カードが最大300Wの電力を使う設計なので、吸気と排気の通路が作業の安定性に関わります。
映像出力はDisplayPort 2.1bが4つです。背面のブラケットを他の拡張カードや特殊な固定具が覆うケースでは、ケーブルを挿せる位置まで確認します。ワークステーションの組み込みを前提とする人は、NVIDIAの認証済みシステム資料にRTX PRO 5000搭載のLenovo ThinkStation P7が掲載されているため、完成品を選ぶ経路もあります。
48GB版と72GB版の扱い
NVIDIAの両モデルの仕様欄は共通のフォームファクターを示しています。VRAM容量を48GBから72GBへ変えても、公称カード長は変わりません。購入する製品の品番に記載された寸法で、ケースとの適合を確定します。自作PCなら容量を選ぶ前に、ケースの実効カード長、スロット配置、電源ケーブル経路を測ります。
まとめ
RTX PRO 5000 Blackwellの公称サイズは約112mm高×267mm長、厚みは2スロットです。ケースへ入るかは、前面部品で変わる実効カード長と16ピンケーブルの空間まで含めて判断します。手元のケースを測ったら、電源容量と配線の記事で給電条件を続けて確認してください。
