Radeon RX 5600 XTのドライバーは、2026年10月時点でもAMDから提供されています。Windows 11・10には26.10.1、Windows 7には最終版22.6.1が掲示されています。AMDの配布ページとリリースノートを基に、OSごとの版と更新時の確認点を整理します。

2026年10月の最新版

AMDのRX 5600 XTドライバーページでは、Windows 11・Windows 10向けの推奨版として「Adrenalin 26.10.1 WHQL」を掲示しています。公開日は2026年10月20日です。WHQLはMicrosoftの認証を受けたWindows向けドライバーを示します。新機能の対象GPUは、版番号とは別にリリースノートで確認できます。

26.10.1の公式リリースノートの製品互換性には、RX 5700/5600/5500/5300シリーズが含まれます。同ノートの対応OSはWindows 11の21H2以降、Windows 10の21H2以降で、GPU製品によってOSサポートが異なる旨も付記されています。個別の配布ページとリリースノートの両方で対象を確認できます。

OS RX 5600 XT配布ページの状態 確認した日付
Windows 11 Adrenalin 26.10.1 WHQL 2026年10月29日
Windows 10 Adrenalin 26.10.1 WHQL 2026年10月29日
Windows 7 64-bit Legacy、22.6.1 WHQL 2026年10月29日

Windows 7のLegacy扱い

AMDの同じ製品ページは、Windows 7 64-bitをLegacyサポートへ移行し、追加のドライバー公開予定がないと明記しています。最後に掲示されたAdrenalin 22.6.1 WHQLの公開日は2022年6月21日です。Windows 7では22.6.1が最終版として掲示されています。古いPCを維持する場合、OSを先に決めてから対応するドライバーを選ぶ必要があります。

Linux向けには、同ページにRHEL向けのRadeon Software for Linux 26.16も掲示されています。公開日は2026年10月5日です。Windows向けAdrenalinの版番号とLinuxの版番号は別の配布系列なので、それぞれのOS向け配布日で更新状況を見ます。使うLinuxディストリビューションとカーネルに合わせた配布情報を参照します。

26.10.1の既知の問題

26.10.1のリリースノートには、RX 5000シリーズでWar Thunderを遊ぶ際、断続的なドライバータイムアウトが起こる場合があると記載されています。AMDはこの症状を経験するユーザーに26.9.1を推奨しています。RX 5600 XTでWar Thunderを主に遊ぶなら、最新版だけを目標にせず、この既知の問題と指定された回避策を基に版を選べます。

同ノートにあるFSR Upscaling 4.1の追加対象はRX 6000シリーズなどで、RX 5600 XTでのFSR 4.1 MLアップスケーリング対応は案内されていません。RX 5600 XTで使えるFSR 3の範囲はFSR 3の記事で分けて説明しています。

ドライバーとVBIOSの役割

GPUドライバーはWindowsとRX 5600 XTが通信し、ゲームや動画ソフトから機能を使うためのソフトウェアです。一方、VBIOSはカード側のクロックや電力設定などを保持します。RX 5600 XTには12Gbpsと14Gbpsのカードが混在し、GIGABYTEの製品ページは対応製品向けFA0 BIOSでメモリ速度を変更する方法を案内しています。AdrenalinとVBIOSはそれぞれ別の更新作業です。

ドライバーの更新で症状が出た場合、AMDのリリースノートは前の版へ戻す際にAMD Cleanup Utilityの利用を推奨しています。特にWar ThunderのタイムアウトはAMDが26.9.1を指定しているため、同ゲームを遊ぶ環境ではその案内が版選びの基準になります。

更新手順と判断

PCのRX 5600 XTを使う場合は、AMDの製品別ページでOSを選び、Adrenalinの版とリリースノートを確認して導入します。カードメーカーの独自ユーティリティやVBIOS更新とは別の作業です。MSIやGIGABYTE製カードでも、GPUドライバーの配布元を確認する際にはAMDの製品別ページが基準になります。VBIOSはカード固有のファームウェアで、通常のドライバー更新と混同しません。

現在の環境で問題なく使えている場合も、導入したいゲームや既知の問題を見て更新時期を決めます。War Thunderの既知の症状がある場合はAMDが示した26.9.1を選ぶ判断が具体的です。RX 5600 XTの継続利用を考えるなら、フルHD性能と中古購入時の評価も合わせて確認できます。