『Gears of War: E-Day』をPCで遊ぶには、どのGPUが必要なのでしょうか。The Coalitionが発売版の最終PC動作要件を公開し、最低・推奨・Ultraの3段階について解像度とフレームレートの目標が明らかになりました。

最低ラインはGeForce RTX 2060またはRadeon RX 6600で、専用ハードウェアによるレイトレーシングに対応したGPUが必須です。一方、4K・Ultra・60fps以上の目標にはGeForce RTX 5070 TiまたはRadeon RX 7900 XTが挙げられています。ただし、すべての性能目標はDLSS・FSR・TSR・XeSSのいずれかを使う条件です。

この記事では、2026年9月20日時点で公開されている最終要件を表に整理し、旧世代GPUを使う場合の判断材料や、ストレージ容量の表記差まで解説します。

最終PC動作要件の一覧

PC Gamerが掲載した最終仕様表TechSpotの報道では、3段階の目標が次のように示されています。

項目 最低 推奨 Ultra
画質プリセット Medium High Ultra
性能目標 1080p・60fps 1440p・60fps以上 4K・60fps以上
NVIDIA GPU RTX 5050/RTX 2060 RTX 5060/RTX 3060 Ti RTX 5070 Ti
AMD GPU RX 6600/RX 9060 RX 6700 XT/RX 9060 XT RX 7900 XT
VRAM 6GB 8GB 12GB
CPU Ryzen 5 2600X/Core i7-6850K/Core i5-10400 Ryzen 5 5600/Core i5-11600K Ryzen 7 7800X3D/Core i7-14700K
メインメモリ 12GB 16GB 16GB
ストレージ 115GBのSSD 115GBのSSD 115GBのSSD

表の性能目標には、DLSS・FSR・TSR・XeSSの利用が含まれます。アップスケーラーのQualityやPerformanceといったモードは公表されていません。そのため、記載GPUが各解像度をネイティブ描画で60fps以上にできるという表ではありません。

最低要件は比較的広く、2019年発売のGeForce RTX 2060と2021年発売のRadeon RX 6600も対象です。推奨以上ではVRAMの基準が8GBへ、4K Ultraでは12GBへ上がります。高解像度ほど描画負荷とテクスチャ用メモリが増えるため、GPU名とあわせてVRAM容量も確認しやすい表になっています。

レイトレーシング対応GPUの必須条件

最終仕様には、専用ハードウェアでレイトレーシングを処理できるGPUが必要で、非対応GPUはサポートしないと明記されました。ゲームはレイトレーシングによる反射・影・グローバルイルミネーションを採用しています。

この条件により、GeForce GTX 10シリーズやGTX 16シリーズなど、専用RTコアを持たないGPUは最低要件の対象外です。演算性能だけを比べてRTX 2060に近い旧型GPUを選ぶ方法も使えません。起動可否を判断するときは、性能順位より先にハードウェアレイトレーシング対応の有無を確認する必要があります。

最低構成の6GB VRAMは、Medium・1080p・アップスケーリング使用で60fpsを狙う条件です。RTX 2060を使うなら、最初にMediumプリセットとアップスケーラーを設定し、フレームレートとVRAM使用量を見ながら負荷の高い項目を調整するのが現実的でしょう。RTX 2060世代の設定については、RTX 2060のレイトレーシングとDLSSの解説も参考になります。

4K Ultraで求められるGPU

4K・Ultra・60fps以上の目安はGeForce RTX 5070 TiまたはRadeon RX 7900 XTです。CPUにはRyzen 7 7800X3DかCore i7-14700K、VRAMには12GBが指定されています。

ここでも性能目標はアップスケーリング込みです。4K出力を予定している人は、「RTX 5070 Tiなら常にネイティブ4Kで60fps」という読み方をせず、発売後に使用モードと実測結果を確認すると設定を決めやすくなります。最終表は必要なクラスを示す基準であり、画質と速度の細かな配分までは定めていません。

NVIDIAは2026年8月の公式発表で、本作がDLSS 4.5とRTX Mega Geometryに対応すると案内しました。最終要件にはAMD FSR 4とIntel XeSS 3.0も並び、GeForce・Radeon・Intelの各方式を選べる設計です。DLSS 4.5の仕組みはRay Reconstruction提供開始の記事で詳しく確認できます。

Intel Arc表記の変更点

初期のPC要件には最低構成としてIntel Arc A580、推奨構成としてArc B580が挙げられていました。TechSpotによると、発売版の最終仕様表からは両モデルの記載が外れています。一方、対応アップスケーラーの一覧にはXeSS 3.0が残りました。

最終表だけでは、個別のArc GPUについて公式の性能目標を読み取れません。Arc環境で購入を検討している場合は、発売後のドライバー対応情報と実測ベンチマークが判断材料になります。XeSS 3.0の記載は技術対応を示しますが、特定のArcモデルが1080pや1440pで表の目標を達成する根拠とは分けて扱うのが正確です。

SSD容量の表記差

最終仕様を掲載したPC GamerとTechSpotは、必要なSSD容量を115GBとしています。ところが、2026年9月20日時点のSteamストアページには130GBの空き容量と表示されています。

発売前の更新でストア側の記載が揃う可能性はあるものの、現時点では15GBの差があります。プリロードや初日アップデートも考えると、PC側では少なくとも130GBを空けておくと両方の条件を満たせます。インストール先にはSSDが必須です。

発売日と事前確認

Xbox公式ページによると、通常版の発売日は2026年10月6日です。Premium Editionは最大5日間の早期アクセスが付き、10月1日からプレイできます。対応プラットフォームはXbox Series X|SとWindows PCで、PC版はMicrosoft StoreとSteamから提供されます。

プレイ前に確認したい項目は次の4点です。

  • GPUが専用ハードウェアレイトレーシングに対応しているか
  • 目標プリセットに対して6GB・8GB・12GBのVRAM基準を満たすか
  • DLSS・FSR・TSR・XeSSのどれを使うか
  • SSDに130GB以上の余裕を確保できるか

オープンベータからの変更経緯は、Gears of War: E-DayのDLSS対応記事でも確認できます。

まとめ

『Gears of War: E-Day』の最低GPUはRTX 5050/RTX 2060またはRX 6600/RX 9060で、ハードウェアレイトレーシング対応が必須です。1440p・HighではRTX 5060/RTX 3060 TiまたはRX 6700 XT/RX 9060 XT、4K・UltraではRTX 5070 TiまたはRX 7900 XTが基準になりました。

すべての性能目標がアップスケーリング込みである点と、Intel Arcの具体的な型番が最終表から外れた点も押さえておきたい変更です。まずGPUのRT対応とVRAMを照合し、SSDには現行のSteam表記を満たす130GB以上を確保して発売に備えましょう。4K構成を検討中なら、RTX 5070 Tiの4K性能RX 7900 XTの4K性能も比較材料になります。