GeForce RTX 4060を今のPCに載せたいとき、最初に確かめるのが電源ユニットの容量です。結論から言うと、NVIDIAの推奨は550Wで、これを満たしていればまず困りません。RTX 4060は115Wと消費電力が低く、電源まわりのハードルはミドルクラスの中でも軽い部類です。この記事では公式の消費電力からシステム全体の必要量を積み上げ、500W電源を流用できる条件と補助電源の仕様まで解説します。読み終えれば、手持ちの電源をそのまま使えるか判断できます。
RTX 4060の消費電力と推奨電源
NVIDIAの公式スペックでは、RTX 4060のカード単体の消費電力(TGP)は115W、推奨システム電源は550Wです。前世代のGeForce RTX 3060 12GBが170Wだったので、後継で55Wも下がりました。ゲーム中の平均消費電力は約110W、アイドル時は7W前後と、消費電力の低さがこのカードの長所です。
115Wという数字は、2026年のミドルクラスでもかなり控えめです。省電力性の詳細は消費電力の記事にまとめました。
システム全体で見る必要量
電源容量はグラボ単体ではなく、PC全体で考えます。ざっくり積み上げると次のようになります。
- RTX 4060:115W
- CPU(Core i5・Ryzen 5クラス):65〜90W
- マザーボード、メモリ、SSD、ファン類:50〜70W
合計はおおよそ230〜275Wです。550W電源なら半分ほどの余裕があり、変換効率と寿命の面でも理想的な範囲に収まります。RTX 4060は瞬間的な電力スパイクも前世代ほど大きくないため、推奨550Wにはしっかり余裕があります。
CPUがCore i7・Ryzen 7の上位で電力制限を緩めている場合は、CPU側が150W以上を食うことがあります。それでも合計は350W前後で、550Wの枠に収まります。
500W電源を流用できる条件
「今の電源が500Wなんだけど」という相談は定番です。RTX 4060は消費電力が低いので、条件を満たせば500Wでも十分動きます。
- 80PLUS認証(Bronze以上)のある、名の通ったメーカー製
- 使用年数が5年以内
- PCIe 8ピンの補助電源コネクタがある
3つ満たすなら500Wで問題ありません。RTX 4060はもともと軽いので、電源への要求は緩いです。ただし7年以上使った電源は経年で出力が落ちるため、高負荷で不安定になるくらいなら買い替えをすすめます。
補助電源は8ピン1本
市販のRTX 4060は、PCIe 8ピンの補助電源1本が標準です。カード単体115Wのうち、マザーボードのPCIeスロットから75W、残りを8ピンから取ります。上位モデルのように8ピンを2本要求されることはなく、配線は簡単です。
新しめのATX 3.0電源に付く12VHPWRケーブルは不要で、従来のPCIe 8ピンをそのまま挿します。電源に8ピンがなければ、ペリフェラルからの変換アダプタで代用せず、電源自体を買い替えてください。変換アダプタはコネクタの溶けや発火の報告があり、避けるべきです。
買い替えるなら何W
新規に電源を買うなら、550Wか650Wが目安です。RTX 4060で組み切るなら550W(Bronze以上)で十分。将来もっと上のグラボへ載せ替える可能性があるなら、数千円差の650Wにしておくと安心です。RTX 4060は省電力なので、容量へ無理に投資する必要はありません。
まとめ|推奨550W、低消費電力で選びやすい
RTX 4060の電源要件を整理します。カード単体115W、NVIDIA推奨550W、補助電源はPCIe 8ピン1本。消費電力が低いので、条件が揃えば500Wの流用も現実的です。ミドルクラスの中でも電源のハードルが軽く、既存PCへの追加も組みやすいカードといえます。
消費電力と発熱の詳細は省電力性の記事、サイズの確認は小型ケース互換の記事へどうぞ。
