TITAN RTXとGeForce RTX 3090は、どちらも24GBのNVIDIA製GPUです。ローカルAIや3DCGのために大容量を探すと、この2機種が中古市場で並びます。同じメモリ容量でも、アーキテクチャ、帯域、電力、描画速度が違います。公式仕様と同じ条件での公開実測を使い、選び分けます。
24GBでも異なる中身
TITAN RTXの公式仕様はTuring世代の24GB GDDR6、4608 CUDAコア、最大672GB/sのメモリ帯域、カード電力280Wです。RTX 3090の公式仕様はAmpere世代の24GB GDDR6X、10496 CUDAコア、350Wです。RTX 3090の帯域は936GB/s。容量は同じでも、演算とデータ転送の設計が変わっています。
| 比較項目 | TITAN RTX | GeForce RTX 3090 |
|---|---|---|
| 世代 | Turing | Ampere |
| メモリ | 24GB GDDR6 | 24GB GDDR6X |
| 最大帯域 | 672GB/s | 936GB/s |
| CUDAコア | 4608 | 10496 |
| カード電力 | 280W | 350W |
コア数だけを比率で計算してゲームやAIの速度差に変換することはできません。世代ごとに演算器の構成も変わるためです。容量がボトルネックになる作業では両方が24GBを提供し、同じデータを載せられます。処理が始まった後の時間は帯域や演算器が効きます。
公開実測から見える速度差
Puget SystemsのUnreal Engine 4.25の測定では、4KのテストでRTX 3090がTITAN RTXを平均74%上回りました。これはUnreal Engineの特定版と同社のテスト構成で得た値です。BlenderやローカルLLMの速度へ同じ74%を転用できませんが、ゲーム描画を重視する人に世代差の方向を示します。
ローカルLLMでは、両方とも24GBへ同じ量子化モデルを置けます。トークンを一つずつ生成する処理はメモリ帯域の影響が大きく、RTX 3090の936GB/sという仕様値は有利な材料です。実際のトークン生成速度は、同じモデルと実装で測った結果が判断材料になります。モデルが24GBを超える場合は、どちらもCPUへの退避やGPUを増やす構成が必要です。
電源とケース
TITAN RTXのガイドは650W以上の電源と8ピン補助電源2本を要求します。RTX 3090の公式仕様は750W電源を示します。カード電力も280Wと350Wで70Wの差があり、既存PCの電源を流用する人には影響します。カード寸法はTITAN RTXの公表値が約267mm、2スロット。RTX 3090 Founders Editionは313mm、3スロットです。RTX 3090の各社製品は寸法が異なり、必要なケース空間も製品ごとに変わります。
最大帯域の公表値はRTX 3090がTITAN RTXより264GB/s高く、比率では約39%増です。カード電力の差は70W。どちらの数字も実際のトークン生成速度や月々の電気代を直接示しませんが、同じ24GBの製品を比べる際に、速度寄りか消費電力寄りかを判断する手がかりになります。
価格を含む結論
じゃんぱらの2026年10月27日掲載例では、TITAN RTXの中古品が192,980円、Palit製RTX 3090が223,980円でした。この2個体の差額は31,000円です。TITAN RTXは低い公称電力、RTX 3090は高いメモリ帯域とUnreal Engineでの実測値が特徴です。保証と状態も含めて比較できます。TITAN RTX側の中古購入ガイドには、個体を選ぶ条件を整理しました。
