360Hzのゲーミングモニターで、一瞬だけ画面が黒くなる。G-SYNC Pulsar対応機では、ゲーム中のフレームレートが約320fpsまで下がる。こうした症状を対象に、NVIDIAがGeForce Hotfix Driver 617.70を公開しました。
今回の更新は高リフレッシュレート画面の二つの問題に絞ったものです。NVIDIA担当者の告知と独立した報道を基に、対象となる症状、通常版ドライバー617.42との関係、暗転が残る場合の対処を整理します。
617.70で対処する二つの表示問題
NVIDIAが示した修正対象は次のとおりです。どちらもゲーム中の表示に関する問題ですが、対象となるモニターの条件は異なります。
| 問題 | 発生条件と症状 | NVIDIAの管理番号 |
|---|---|---|
| 短い暗転 | QHD・360Hzのモニターでゲーム中に画面が一瞬黒くなる | 4846825 |
| フレームレート低下 | 360HzのG-SYNC Pulsarモニターで約320fpsまで低下する | 6408986 |
一つ目はQHD解像度と360Hzの組み合わせで報告された暗転です。ゲームが続いている間に画面表示だけが一時的に黒くなる症状をNVIDIAは挙げています。発表文に示された条件はモニターの解像度とリフレッシュレートであり、特定のゲームやGPU型番に対象を限定していません。
二つ目は360Hz対応のG-SYNC Pulsarモニターで起きるフレームレートの低下です。NVIDIAはゲーム中に320fpsへ落ちる問題として記録しています。高いフレームレートで動作していたゲームが約320fpsまで下がる症状で、IT之家も二つの修正内容を報じています。
通常版617.42との関係
617.70は、広く配信される通常のGame Ready Driverとは別に公開されたホットフィックスです。NVIDIAは、二つの修正が通常版617.42の品質確認期限に間に合わなかったと説明しています。TweakTownの報道によると、617.70は617.42を基にした更新です。
617.42は新作ゲーム向けの最適化を含み、617.70は二つの表示問題を修正します。Game Ready Driver 617.42の記事では、通常版の変更点をまとめています。二つの表示問題への修正を使うには617.70を導入します。
ホットフィックスは、対象の症状に困っている利用者へ先に修正を届けるための配布形態です。今回NVIDIAが公表した変更点は二つの表示問題です。該当する症状がある場合に導入を検討できます。
暗転が続く場合のNVIDIA公式回避策
NVIDIAは617.70で黒画面の報告の一部に対応すると明記し、残る事例のドライバー側の解決方法を調査中だとしています。
暗転が続く場合、NVIDIAはコントロールパネルの「3D設定の管理」で「電源管理モード」を**「パフォーマンス最大化を優先」**に変更し、その後PCを再起動する回避策を案内しています。
この回避策は暗転が残る事例に対するものです。320fpsへの低下について、NVIDIAは617.70の修正対象として明示しています。
入手先と導入対象
NVIDIAは公式フォーラムの告知から617.70の配布先を案内しています。対象はWindows 10/11向けのデスクトップ・ノートPC用ドライバーです。通常版617.42と区別できるよう、ダウンロード先のバージョン表記「617.70」を確認して導入します。
QHD・360Hzでゲーム中に短い暗転が出る人、または360Hz G-SYNC Pulsarでフレームレートが約320fpsへ下がる人が、今回の主な対象です。暗転が残った場合には、前節の電源管理設定と再起動という公式の手順が用意されています。
まとめ
GeForce Hotfix Driver 617.70は、QHD・360Hzモニターの短い暗転と、360Hz G-SYNC Pulsarモニターでの320fpsへの低下に対応します。通常版617.42に間に合わなかった修正を先に配布した更新で、暗転については未解決の事例も残っています。
該当する症状がある人はNVIDIAの配布案内から617.70を確認してください。ドライバー全体の前回の変更点は、617.42の解説で追えます。
