2026年9月22日、NVIDIAはWindows向けのGeForce Game Ready Driver 617.14 WHQLを公開しました。新作ゲームに合わせてドライバーを更新したい人や、前の版でゲームの起動・モニター表示に問題が出ていた人に関係する更新です。
今回の対象は『CONTROL Resonant』『Gears of War: E-Day』『The Witcher 3: Wild Hunt – Remastered』『AION 2』の4作品。あわせて、NVIDIAはゲーム起動に関する1項目と表示に関する2項目の修正を記載しています。以下では公式発表と617.14のリリースノートを基に、更新内容と確認方法を整理します。
GeForce 617.14の対応ゲーム
NVIDIAは617.14を、4作品に向けたGame Readyドライバーと位置付けています。Game Readyは発売前後の作品に合わせた最適化・対応を示す名称です。特定のGPUでフレームレートが何%上がるかといった実測値は、今回の発表にはありません。
| 作品 | NVIDIAが案内した主な描画技術 | 公式記事に記載された予定 |
|---|---|---|
| CONTROL Resonant | パストレーシング、DLSS 4.5 Ray Reconstruction、Dynamic Multi Frame Generation | 9月24日発売 |
| Gears of War: E-Day | レイトレーシング、DLSS、RTX Mega Geometry、Reflex | 10月1日早期アクセス、10月6日正式発売 |
| The Witcher 3: Wild Hunt – Remastered | パストレーシング、DLSS 4.5 Ray Reconstructionなど | 9月29日公開予定 |
| AION 2 | DLSS 4.5 Super Resolution、Multi Frame Generation | 9月30日先行、10月5日通常提供 |
作品ごとの技術と日付は、NVIDIAの617.14発表記事に記載された内容です。国内の発売時刻や配信形態は作品ごとのストア表示で確認できます。ドライバーが対応していても、ゲーム内で利用できる描画機能は搭載GPUとゲーム側の設定によって決まります。
CONTROL ResonantとGears of War: E-Day
『CONTROL Resonant』は9月24日の発売に向けて、パストレーシングとDLSS 4.5の関連機能を案内しています。パストレーシングは光の反射や間接光を広く扱う描画方式で、通常の描画設定よりGPUの負荷が大きくなります。DLSSの画質設定と組み合わせる際は、同じ場面で見た目と動作を比較すると設定を選びやすくなります。
『Gears of War: E-Day』では、Unreal Engineのレイトレーシング処理に加えてRTX Mega Geometryを使うとNVIDIAが説明しています。617.14は発売前のドライバー対応です。ゲーム本体のGPU要件は別に公開されており、PC版の最終動作要件をまとめた記事で、必要なGPUと画質別の条件を確認できます。
The Witcher 3とAION 2
『The Witcher 3: Wild Hunt – Remastered』について、NVIDIAは9月29日の更新でパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstructionを案内しています。髪の描画にも新しい経路追跡技術を使う計画です。617.14の公開時点では更新前なので、追加機能を評価する際はゲーム側の配信後に設定画面で確認する流れになります。
『AION 2』は9月30日の先行アクセスと10月5日の通常提供に合わせて、DLSS 4.5 Super ResolutionとMulti Frame Generationを案内。対象機能の詳細はNVIDIAの作品別説明に掲載されています。4作品ともドライバーの配信とゲームの配信日は別であり、617.14を先に入れて準備できます。
ゲーム起動とモニター表示の修正
公式リリースノートの修正一覧には3項目があります。『Judgement』『Lost Judgement』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』が616.56への更新後に起動できなくなる問題が、ゲーム関連の修正です。複数作品にまたがる1つの不具合項目として記載されています。
表示関連では、R615系ドライバーへ更新した後、Samsung Odyssey G95NCをHDMIで接続すると画面が映らない問題を修正。もう1項目は、一部モニターをDisplayPortでつないだ際にスリープから復帰しない問題です。TweakTownの独立報道も、617.14の4作品対応とこの3項目を報じています。
修正一覧は発生条件を具体的に示しています。HDMIの項目はOdyssey G95NC、DisplayPortの項目は一部モニターが対象です。ゲーム起動の項目も、616.56への更新後という条件が付いています。自分の環境に当てはまるかを確認する際は、接続方式、モニターの型番、現在のドライバー番号を一緒に見ると判断しやすくなります。
更新時の確認点と既知の問題
617.14はNVIDIA appまたは公式ドライバーダウンロードページから入手できます。リリースノートはWindows 10・11向けで、対応するデスクトップ版とノート版のGPUを別表に載せています。ノートPCで導入する場合も、自分のGPUとOSを指定して公式の配布情報を確認できます。
リリースノートには、『Assassin’s Creed Shadows』を長時間プレイするとデスクトップへ終了する場合があるという未解決項目も残っています。NVIDIAは616.56へ更新した後の問題として掲載しています。該当作品を遊ぶ人は、617.14の修正済み一覧と未解決一覧を分けて確認できます。
開発用途では、617.14でOpenCLの標準コンパイラーを新しいClang/NVVM 7.0ベースへ切り替えた点も記載されています。GPU計算プログラムを利用・開発している場合は、更新後に使うアプリケーションの動作を確認するとよいでしょう。ゲーム向けの変更とは別の、ドライバー全体に関わる更新です。
まとめ
GeForce 617.14 WHQLは、発売を控えた4作品への対応に加え、3項目のゲーム起動・表示問題を修正したドライバーです。『CONTROL Resonant』を発売日に遊ぶ人や、該当するモニター問題に遭遇した人は、NVIDIA appで現在の版を確認し、公式の617.14へ更新できます。
『Gears of War: E-Day』の画質設定を考えている人は、ドライバー更新に加え、PC版の動作要件でGPU条件を確認しておくと、発売日に向けた準備が進みます。
