いまGeForce RTX 3070を使っている人、あるいは中古で3070とGeForce RTX 4070を天秤にかけている人にとって、両者の差は気になるところです。結論を先に言うと、性能・VRAM・機能のすべてで4070が上、ただし価格差をどう見るかで判断が変わる、が答えになります。この記事では両者を4点で比較し、買い替えや選択の価値を判定します。読み終えれば、自分にとってどちらが正解か決められます。

スペックの比較

主要スペックを並べます。

項目 RTX 3070 RTX 4070
世代 Ampere(2020) Ada Lovelace(2023)
CUDAコア 5,888基 5,888基
VRAM 8GB GDDR6 12GB GDDR6X
メモリ帯域 448GB/s 504GB/s
消費電力 220W 200W
DLSS 3 フレーム生成 非対応 対応

コア数は同じ5,888基ですが、世代が新しい4070はクロックと効率が上がり、性能で明確に上回ります。VRAMは8GBから12GBへ増え、消費電力はむしろ20W下がっています。

性能差の実際

PassMark G3D Markは、RTX 3070が22095、RTX 4070が26877。差は約22%で、4070が一段上です。WQHDのフレームレートで体感できるレベルの違いがあります。

さらに大きいのがDLSS 3のフレーム生成です。4070は対応、3070は非対応なので、対応タイトルでは実効フレームレートの差が22%以上に開きます。生の描画力に世代機能が乗る4070は、重いタイトルほど差を広げます。

VRAMと消費電力の差

VRAMの差は2026年に効きます。3070の8GBは最新の重量級で不足しがちですが、4070の12GBなら余裕があります。WQHDでテクスチャを最高にしても、容量の壁に当たりにくいのが4070です。

消費電力も4070が有利で、性能を上げながら220Wから200Wへ下がりました。電気代と発熱の両面で新世代が優れます。VRAMの詳細は8GB問題の記事をどうぞ。

2026年の価格で見る判断

性能では4070が明確に上ですが、価格が判断を分けます。2026年はメモリ逼迫で4070の新品が高騰し、中古でも8〜9万円します。対して3070の中古は2〜3万円台です。価格差は5〜6万円にもなります。

フルHD中心で予算を抑えたいなら、安い3070で十分な場面も多いです。WQHDを快適に、あるいは長く使いたいなら、価格差を払っても4070の12GBとDLSS 3に価値があります。予算と用途の兼ね合いで決める形になります。

どちらを選ぶべきか

  • 予算優先・フルHD中心:中古のRTX 3070。2〜3万円で描画力は十分。
  • WQHD快適・長く使う:RTX 4070。12GBとDLSS 3で余裕がある。
  • 今3070を使っていて不満がない:無理に買い替えない。8GBで困っていないなら急ぐ必要はない。

3070からの買い替えは「8GBで困っている」「WQHDへ移りたい」という明確な動機があるときに効きます。

消費電力と電気代の差

見落とされがちですが、消費電力の差も長い目で見ると効きます。3070は220W、4070は200Wで、性能が上の4070の方が20W低いのが逆転の面白いところです。

具体的に電気代を試算します。1日3時間、ゲーム中に平均で3070が200W、4070が180Wを消費すると仮定します。3070は月あたり558円、4070は502円で、差は月50円ほど、年間では600円前後です。金額としては小さいものの、性能で上回る4070の方が電気代も安いという事実は、新世代の効率の良さを示しています。

発熱も4070の方が小さく、冷却や静音の面でも扱いやすいです。中古3070の初期費用の安さと、新品4070の省電力・低発熱・長期の安心を、どう天秤にかけるかという判断になります。目先の価格だけでなく、使い続けたときのランニングコストも含めて考えると、選択の景色が少し変わります。

まとめ|性能は4070、価格は3070

RTX 3070とRTX 4070は、性能・VRAM・機能のすべてで4070が上位です。ただし2026年は価格差が5〜6万円と大きく、フルHD中心なら安い3070でも実用十分です。WQHDを快適に長く使うなら4070、予算重視なら中古3070、という住み分けになります。

新世代のミドルとの比較はRTX 4060との比較記事、購入判断は今買うべきかの記事でどうぞ。