Intel Arc A770を組み込むとき、電源容量は「GPUが225Wだから225W以上」で決められません。IntelはA770のTBPを225Wとしており、CPU、マザーボード、メモリー、SSD、ファンも同じ電源から給電されます。必要なのはピーク消費に対する余裕と、必要な補助電源ケーブルが実際にあることです。
225W TBPとシステム全体
TBPはグラフィックカード全体の電力設計の目安です。高性能CPUを使うPCでは、CPU側も高負荷時に大きく消費します。GPU 225WにCPUの最大消費、その他部品の消費、経年劣化を考えた余裕を加え、650W級を出発点として構成ごとに確認する方法が安全です。省電力CPUとストレージが少ない構成なら余裕は増えますが、容量表示だけで品質は判断できません。
コネクターとケーブル
Limited EditionのA770は8ピン1本と6ピン1本のPCIe補助電源を使います。電源ユニットに端子があっても、CPU用EPSケーブルを流用してはいけません。PCIeと明記されたケーブルを、電源ユニットの説明書どおりに接続します。変換ケーブルを安易に追加するより、必要なPCIeケーブルを標準装備した電源を選ぶ方が配線と発熱の確認が簡単です。
交換前の確認項目
確認する順番は、定格容量、PCIeケーブルの本数、電源の年数、ケースの配線余地です。古い電源は容量に余裕が見えても、コネクター規格や保護回路の状態を確認します。A770の性能を活かすにはResizable BARも有効にする必要があるため、電源交換と同時にBIOS設定も見直すと作業を一度で済ませられます。
まとめ
Arc A770は225W TBPのGPUです。650W級を目安にCPUを含めた合計を見積もり、8ピンと6ピンのPCIe補助電源を確認してください。次は補助電源の接続方法とResizable BARの確認を読めば、組み込み時の見落としを減らせます。
