Intel Arc A770を選ぶ前に、Resizable BARを使えるPCか確認してください。IntelはArc Aシリーズの全アプリケーションで最適な性能を得るため、Resizable BARまたはSmart Access Memoryを有効にするよう案内しています。これは後回しの微調整ではなく、構成条件です。
Resizable BARの役割
Resizable BARはCPUがGPUのVRAM領域へアクセスする方法を拡張するPCIe機能です。対応CPU、対応チップセット、UEFI BIOS、BIOS設定がそろって初めて有効にできます。A770の16GB VRAMを搭載していても、PC側が対応していなければIntelが想定する性能条件を満たせません。
BIOSでの確認手順
マザーボードのサポートページでBIOS更新の有無を確認し、更新手順を読んでから作業します。BIOSでは一般に「Above 4G Decoding」と「Resizable BAR」または「Re-Size BAR」を有効にします。名称や場所はメーカーで異なります。CSMを無効にしUEFI起動が必要な場合もあるため、現在の起動方式を確認してから変更します。
設定後はIntel Arc Controlやシステム情報で有効状態を確認します。表示が非対応なら、BIOS、CPU、OSの起動方式、ドライバーを順に確認してください。設定名が見当たらない古いマザーボードでは、無理にA770だけを先に購入せず、プラットフォーム更新費用を含めて比較する方が確実です。
まとめ
Resizable BARはArc A770の購入条件です。BIOS更新、4G Decoding、UEFI起動を確認し、有効状態をツールで確かめましょう。性能そのものはArc A770 16GBの記事で、電源条件は電源容量の記事で確認できます。
BIOS更新には失敗時のリスクがあります。マザーボードの機種名と現在のBIOS版を確認し、メーカーが指定する手順と電源条件を守ります。設定後に起動しない場合に備え、変更した項目を記録しておくと切り分けがしやすくなります。Arc A770のためだけに設定を変えるのではなく、OS、ドライバー、ゲームを最新版にしてから動作を確認すると、原因を一つずつ追えます。
