WQHDの定番として売れてきたGeForce RTX 4070。2026年のいま、そのコスパは健在なのでしょうか。結論を先に言うと、新品は割高、中古なら妙味あり、が答えです。2026年はメモリ逼迫で新品相場が乱れ、前世代の4070は特に品薄・高騰しています。この記事ではPassMarkの実測スコアと現在の相場から性能単価を計算し、新品と中古それぞれの買い時を具体的な数字で示します。読み終えれば、店頭や中古の値札を見て買いか割高か判定できます。

2026年の価格の現状

まず相場を押さえます。メモリ逼迫の影響で、RTX 4070の新品は品薄で高騰しています。同世代のGeForce RTX 4070 SUPERに至っては新品が20万円を超える例もあり、実質的に手に入りにくい状況です。一方、後継のGeForce RTX 5070は新品が11万円台で流通し、相対的に買いやすくなっています。

中古市場では、RTX 4070は8〜9万円前後が中心です。新品の高騰を考えると、4070のコスパは中古でこそ成立する形になっています。

性能単価の試算

PassMark G3D Markで近いカードと性能差を並べます。

モデル G3Dスコア RTX 4070比
RTX 4070 26877 -
GeForce RTX 5070 28679 +7%
GeForce RTX 4070 SUPER 29941 +11%

新品で比べると、RTX 5070が7%速くて11万円台です。4070の新品がこれと同等以上の値付けなら、素直に5070を選ぶ方がお得でしょう。4070 SUPERは11%速いものの新品が高騰しすぎており、コスパでは論外の水準です。

中古の4070が8〜9万円なら、新品5070の11万円台に対して2〜3万円安く、性能差7%を価格で取り返せます。ここに4070のコスパの余地があります。

コスパが成立する価格ライン

判断基準を言い切ります。

  • 中古で8〜9万円以下:買い。新品5070より安く、WQHD性能は十分。
  • 新品でRTX 5070と同等以上:割高。新しい5070を選ぶべき。
  • 中古でも10万円超:見送り。その価格なら新品5070が射程に入る。

2026年はメモリ逼迫でGPU全体が高く、割安なカードが希少です。その中で中古の4070は、WQHDを手頃に始める現実的な選択肢になります。

価格以外で見るべき点

数字に出ない要素もあります。RTX 4070はDLSS 3フレーム生成とAV1エンコードに対応し、12GBのVRAMでWQHDや4K編集に余裕があります。消費電力も200Wと、性能のわりに抑えられています。中古でもこれらの価値は変わりません。

一方で中古にはリスクもあります。前オーナーの使用状況が見えず、保証も短いか付きません。マイニング流れの個体を避ける目利きが要ります。安さと引き換えのリスクを理解したうえで選ぶ必要があります。

この評価が続く期間

コスパの前提は市況に左右されます。メモリ逼迫でRTX 50シリーズや新品の40シリーズが高止まりする間は、中古の4070が相対的に得をします。ただし需給が緩んで5070がさらに値を下げれば、新品の魅力が増し、中古4070の妙味は薄れます。今の中古価格で買うのは「新品が高い今だからこそ」の判断です。

まとめ|中古なら妙味、新品は割高

RTX 4070のコスパは、2026年では中古でこそ成立します。中古8〜9万円ならWQHD性能を手頃に得られ、新品5070より安く済みます。新品の4070や4070 SUPERは高騰しすぎており、その価格なら新品5070が正解です。値札と性能差、そして中古のリスクを天秤にかけて判断してください。

購入判断の全体像は今買うべきかの記事、後継との比較はRTX 5070との比較記事で確認してください。