WQHD向けのグラボを探すと、前世代のGeForce RTX 4070と新世代のGeForce RTX 5070、どちらを買うべきか迷います。世代は5070が新しく性能でも上ですが、価格は2026年の市況しだいで逆転もあり得ます。結論を先に言うと、新品で価格が近いなら5070、中古の4070が明確に安いなら4070、という判断です。この記事では性能・機能・価格の3点で比較し、用途別にどちらを選ぶべきか示します。読み終えれば、自分の予算で最適なのはどちらか決められます。

スペックと世代の違い

両者の主要スペックを並べます。

項目 RTX 4070 RTX 5070
世代 Ada Lovelace(2023) Blackwell(2025)
CUDAコア 5,888基 6,144基
VRAM 12GB GDDR6X 12GB GDDR7
消費電力 200W 250W
DLSS DLSS 3 DLSS 4

世代が変わり、5070はBlackwellアーキテクチャとGDDR7メモリを採用しました。VRAM容量は両者12GBで同じですが、GDDR7で帯域が広がっています。NVIDIAはBlackwell世代でDLSS 4のマルチフレーム生成を導入し、5070はこれに対応します。

性能差の実際

PassMark G3D Markは、RTX 4070が26877、RTX 5070が28679。差は約7%で、5070が上ですが、世代差のわりに描画力の伸びは控えめです。5070の本命はDLSS 4のマルチフレーム生成で、対応タイトルでは表示フレームレートを従来以上に引き上げます。生の描画力7%にDLSS 4が乗る、という上乗せです。

消費電力は4070が200W、5070が250Wで、5070の方が50W高い点は留意しておきましょう。電源への負担はやや増えます。

2026年の価格という変数

判断を難しくするのが価格です。2026年はメモリ逼迫でGPU相場が乱れ、前世代の4070は新品が品薄・高騰しています。一方でRTX 5070の新品は11万円台で流通し、相対的に手に入れやすい状況です。「新しくて速い5070の方が、新品では買いやすい」という逆転が起きています。

4070を選ぶ合理性は、中古で明確に安く買えるときに絞られます。中古の4070は8〜9万円前後で、状態が良ければ選択肢になります。相場は動きが速いので、購入直前の確認が欠かせません。市況の詳細はコスパ検証の記事にまとめました。

どちらを選ぶべきか

  • 新品で買う:5070。価格が手頃で、DLSS 4とGDDR7の新世代。
  • 中古で予算を抑える:4070。8〜9万円で状態が良ければコスパは良好。
  • DLSS 4のフレーム生成が欲しい:5070。マルチフレーム生成は5070世代の機能。

性能そのものはどちらもWQHD主力クラスで、7%差は用途を分けるほどではありません。決め手は新品か中古か、そしてDLSS 4を重視するかです。無印と強化版で迷う場合は4070 SUPERとの比較記事も参考になります。

DLSS 4マルチフレーム生成の意味

5070を選ぶ最大の理由が、DLSS 4のマルチフレーム生成です。4070のDLSS 3が描画フレームの間に1枚のAIフレームを挟むのに対し、DLSS 4は複数のAIフレームを挿入し、表示フレームレートをさらに大きく引き上げます。高リフレッシュレートのモニターを使うなら、この差は体感に効きます。

ただし注意も要ります。生成フレームが増えても、操作の反応そのものが速くなるわけではありません。表示の滑らかさは増しますが、入力遅延は素のフレームレートに依存します。競技系のゲームでは、マルチフレーム生成より素のフレームレートが優先されます。重量級のシングルプレイを美しく滑らかに遊ぶ場面で最も価値が出る機能です。ここに魅力を感じるなら5070、素の性能とコストのバランスを取るなら中古の4070、という判断になります。

まとめ|新品なら5070、中古の安さなら4070

RTX 4070とRTX 5070は、性能差7%にDLSS 4の有無が加わって5070が上位です。ただし2026年は新品の4070が高騰しているため、新品で買うなら5070が素直な選択になります。4070は中古で明確に安いときに輝くカードです。用途はどちらもWQHD主力なので、あとは価格と世代機能で決めましょう。

購入判断の全体像は今買うべきかの記事、性能の実力はWQHD性能の記事でどうぞ。