同じ4070系を選ぶとき、GeForce RTX 4070 SUPERと無印GeForce RTX 4070のどちらにするか迷います。名前は似ていますが、コア数が違い、性能にも価格にも差があります。結論を先に言うと、性能ならSUPER、消費電力と価格の手頃さなら無印、という住み分けです。この記事では両者を性能・消費電力・価格の3点で比較し、どちらを選ぶべきか判定します。読み終えれば、自分の予算と用途に合うのはどちらか決められます。
スペックの比較
主要スペックを並べます。
| 項目 | RTX 4070 | RTX 4070 SUPER |
|---|---|---|
| CUDAコア | 5,888基 | 7,168基 |
| VRAM | 12GB GDDR6X | 12GB GDDR6X |
| ブーストクロック | 2.48GHz | 2.48GHz |
| 消費電力 | 200W | 220W |
最大の違いはCUDAコアで、SUPERは無印より約22%多い7,168基を積みます。VRAMは両者とも12GB GDDR6Xで同じ。コアが増えたぶん消費電力は20W上がっています。
性能差の実際
PassMark G3D Markは、無印4070が26877、4070 SUPERが29941。差は約11%です。コアの増加ぶん(22%)ほどスコアは開きませんが、WQHDでのフレームレートは体感できるレベルで違います。無印4070がヘビーゲーミング「可能」なのに対し、SUPERは「安定」に上がるのが実力の差です。
どちらもDLSS 3のフレーム生成に対応するので、機能面の差はありません。純粋に描画力の差が11%、という関係です。
消費電力と価格
無印4070の利点は消費電力と価格です。200Wと220Wの差は小さいものの、無印の方がわずかに省電力です。価格も本来は無印の方が安く設定されています。VRAMが両者12GBで同じなので、フルHD〜WQHDの中量級中心なら、無印でも十分な場面が多いです。
SUPERは価格を払って11%の性能とWQHDの余裕を買う選択です。WQHDを最高設定で快適に、あるいは4Kに挑みたいなら、SUPERの余力が効いてきます。
どちらを選ぶべきか
- WQHD最高設定・4Kに挑戦:RTX 4070 SUPER。11%の余裕が効く。
- フルHD〜WQHD中心・価格重視:無印RTX 4070。手頃で十分。
- 価格が同等:RTX 4070 SUPER。同じ値段なら速い方が得。
VRAMが同じ12GBなので、決め手は性能差11%を価格差がどう覆すかです。WQHDの快適さを求めるならSUPERが向きます。
実際のゲームでの体感差
PassMarkの11%差は、実際のゲームでどう感じるのでしょうか。フルHDでは両者とも高フレームレートを出せるため、体感差は限定的です。差がはっきり出るのはWQHDの高設定です。無印4070がWQHDで少し力不足を感じる場面でも、SUPERなら余裕を持って最高設定をこなせます。
具体的には、フルHD中心なら無印で十分で、11%差を活かしきれません。WQHDを最高設定で長く楽しむ、あるいは4Kに挑戦したいなら、SUPERの11%の余裕が快適さの差になります。DLSS 3のフレーム生成はどちらも使えるため、機能面の差はありません。自分がフルHDで完結するのか、WQHD以上を狙うのかを思い浮かべると、必要なのが無印かSUPERか見えてきます。WQHDを本気で狙うならSUPERに投資する価値があります。
まとめ|性能のSUPER、手頃さの無印
RTX 4070 SUPERと無印4070は、CUDAコア22%増でG3D11%差という関係です。WQHDの余裕ならSUPER、消費電力と価格の手頃さなら無印。VRAMは両者12GBで同じなので、WQHDを最高設定で長く楽しむならSUPER、フルHD〜WQHD中心なら無印でも十分です。2026年の相場では、価格差を見比べて判断しましょう。
後継との比較はRTX 5070との比較記事、性能の実力はWQHD・4K性能の記事でどうぞ。
