ミドルハイを選ぶと、GeForce RTX 4070 SUPERと後継のGeForce RTX 5070がよく並びます。世代は5070が新しいものの、生の性能は4070 SUPERがわずかに上と、悩ましい対決です。結論を先に言うと、性能と省電力なら4070 SUPER、DLSS 4とGDDR7なら5070、が答えです。この記事では両者を性能・機能・消費電力・価格の4点で比較し、どちらを選ぶべきか判定します。読み終えれば、自分にとってどちらが正解か決められます。

スペックの比較

主要スペックを並べます。

項目 RTX 4070 SUPER RTX 5070
世代 Ada Lovelace(2024) Blackwell(2025)
CUDAコア 7,168基 6,144基
VRAM 12GB GDDR6X 12GB GDDR7
消費電力 220W 250W
DLSS DLSS 3 DLSS 4

VRAMは両者とも12GBで同じ。世代が新しい5070はGDDR7とDLSS 4を備えますが、CUDAコア数では4070 SUPERの方が多いです。消費電力は4070 SUPERが30W低くなっています。

性能差の実際

PassMark G3D Markは、4070 SUPERが29941、5070が28679。差は約4%で、旧世代の4070 SUPERの方がわずかに上です。世代が新しい5070が、生の描画力では前世代のSUPERにあと一歩及ばない、という珍しい関係になっています。実ゲームでも両者は接戦で、素の性能に大きな差はありません。

DLSS 4という5070の武器

5070の価値はDLSS 4のマルチフレーム生成とGDDR7です。DLSS 4はフレーム生成を複数枚に拡張し、対応タイトルで表示フレームレートを従来以上に引き上げます。生の性能では4070 SUPERが上でも、DLSS 4対応タイトルでは5070が体感で上回る場面があります。高リフレッシュレートのモニターを使うなら、この差は効いてきます。

消費電力とVRAM

消費電力は4070 SUPERが有利で、220Wと250Wで30W低いです。電気代と発熱の面ではSUPERが優れます。VRAMは両者12GBで同じなので、容量の差はありません。省電力を重視するなら4070 SUPER、新機能を重視するなら5070、という住み分けです。

価格で見る判断

2026年はメモリ逼迫で相場が乱れています。4070 SUPERは生産が終わりに向かい、新品は品薄・中古が中心です。5070は新品が流通しています。新品で買うなら5070、中古で安い4070 SUPERが見つかればSUPER、という判断になります。市況の詳細はコスパ検証の記事にまとめました。

どちらを選ぶべきか

  • 生の性能・省電力・中古の安さ:RTX 4070 SUPER。
  • DLSS 4・GDDR7・新品保証:RTX 5070。
  • VRAM:どちらも12GBで互角。

生の性能が接戦なので、DLSS 4を重視するか、省電力と中古の安さを取るかが決め手です。

中古か新品かで変わる選択

この2枚の選択は、実は「中古の4070 SUPER 対 新品の5070」という構図でもあります。生産が終わりに向かう4070 SUPERは中古が中心、後継の5070は新品が流通しているためです。

中古の4070 SUPERは、状態しだいで新品5070より安く手に入ります。生の性能は互角以上で、省電力でもあります。ただし前オーナーの使用状況が見えず、保証も短いか付きません。一方、新品の5070はメーカー保証が付き、DLSS 4とGDDR7という新世代の装備を持ちます。「安さと引き換えにリスクを取る中古SUPER」か「新機能と安心を買う新品5070」か、という選択です。DLSS 4に価値を感じるなら5070、生の性能と省電力を安く得たいなら中古SUPER、と自分の優先順位で判断しましょう。

まとめ|性能のSUPER、新機能の5070

RTX 4070 SUPERとRTX 5070は、生の性能で4070 SUPERがわずかに上、DLSS 4とGDDR7で5070という関係です。VRAMは両者12GBで互角。省電力と中古の安さなら4070 SUPER、新世代機能と新品なら5070。世代が新しい方が必ずしも速いとは限らない、面白い対決です。

性能の実力はWQHD・4K性能の記事、購入判断は今買うべきかの記事でどうぞ。